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2007年12月09日

南洲翁遺訓

稲盛和夫氏の「人生の王道」に引き続き、西郷さんの話。
最近の庄内の本屋さん、西郷さんの本が多いです。


歴史的に、薩摩藩と庄内藩は西郷さんを通して縁が深い。
戊辰戦争で庄内藩は薩長と最後まで戦い、降参した。
明治新政府(薩長)は、幕末に幕府の指示に従って京都の治安を守った会津藩と
江戸を守った庄内藩を「許すな」とせまった。
そんな中で、降参した庄内藩に対する西郷さんの処置の寛大さ、人間の大きさに
旧藩主酒井忠篤(ただずみ)はじめ家老、多くの旧藩士がみな感動した。
すっかり西郷さんに惚れ込んだ庄内藩は、薩摩まで出向いての交流が生まれた。
旧藩主自らも、薩摩での軍事教練を受けたり、西郷さんのすすめでドイツに留学したりした。

西南の役の時、新政府は旧庄内藩が西郷さんと呼応するものと考えその対応も想定とか。
この時、元家老の菅秀実(すげひでざね)は、西郷さんと一緒に死ぬことより、
生き残って西郷さんの意志を後世に伝えることがあるべき姿と考え、
藩士の軽挙を思いとどまらせたとも言われている。
明治22年、西郷さんの賊名が解かれたあと、旧庄内藩士は西郷さんの言葉をまとめた
「南洲翁遺訓」を発刊した。

庄内藩士がまとめた「南洲翁遺訓」


詳しくは、初代致道博物館館長の犬塚又太郎氏がまとめた「庄内と大西郷」に書いてあります。