2012年06月07日
今井繁三郎美術収蔵館
「んだ!」でも出てくる、洋画家今井繁三郎氏(1910~2002)の私設美術館。
平成2年(1990年)5月に開館。
毎年、計画に入れるけれど実行できないでいました。
冬期間はお休みで、4月1日再開。
今回、行ってきました。
一言でいうと、「気に入りました」。
すれ違いができないほど狭い農道を進むと、ジブリの映画に出てきそうな風景。
木々に囲まれたなかに蔵と母屋(受付)。
駐車場から玄関に廻ると、沖縄と勘違いしそうなシーサーが。
中に入って声をかけても誰も出てこない。
携帯番号を書いたメモと、電話が置いてある。
かけてみる。
呼び出し音のみ。
つながらない。
ヒマなので、まわりを眺めてみると
維持費300円。
100円玉が7個トレーに並べてある。
おつり?もセルフサービス。
しばらくして女性の方がきて、「長い時間まちました?」
「いえ、たった今来たばかり」ということで。
あいさつが終わると、展示場の照明スイッチを入れに行きました。
あとで掲示物(新聞切り抜き)を見ると、画伯の4女で、斎藤小草さん。
「現館長・学芸員・そしてお掃除おばさん」(自称)とのこと。
明るく気さくな方でした。
館内いたるところに、コレクションが展示、『蔵』に絵画が展示。
公の美術館と違って、とても個性豊かで、くつろげる美術収蔵館でした。
常連さんが立ち寄って、一緒に食事していたりいい雰囲気が滲み出ていました。
「また寄らせていただきます」と言って帰ってきました。
建物は、鶴岡市山王町に有った真島家本家の土蔵を、移築したものとのこと。
歴史・雰囲気が残ってました。